🐱動物
陸海空の動物たちにまつわる、ありそうでない雑学。
全 50 件
アデリーペンギンが求愛で渡す石の重さは平均60g
南極のアデリーペンギンが求愛時にメスへ渡す小石は、平均60g前後の重さに収まることが多い。重すぎる石は持ち運びの負担で評価が下がり、軽すぎる石は熱意不足とみなされる傾向にある。海岸線で長時間石を選び続けるオスの姿が観察されている。
キリンの斑点は左右で平均6個ほど数が異なる
キリンの体表の斑点は左右非対称で、左半身の方が右より平均6個ほど多い傾向がある。原因はわかっていないが、母親の胎内での向きが影響している可能性が指摘されている。野生個体の写真を集めて統計を取ると、ほぼ全個体で同じ偏りが確認できる。
ゾウの鼻先には3本の小さな突起がある
アジアゾウの鼻先には3本の小さな突起があり、それぞれが独立して動く。物をつまむ動作はこの3本の協調で行われ、人間の親指・人差し指・中指に近い役割分担がある。アフリカゾウは2本で、地域による進化の違いとして知られる。
リスが貯蔵を回収する成功率は約65%
リスは1シーズンで平均180箇所ほどの貯蔵地点を作るが、冬の間に実際に回収できるのは全体の約65%にとどまる。残りの3割強はそのまま地中に残り、結果として翌春に新しい樹木として発芽する。森林の自然更新に大きく貢献している。
フクロウの首は左回りの方が約20度多く回せる
フクロウの首は左右270度回転すると言われるが、実は左右で可動域がわずかに異なる。左回りは約290度まで回せるが、右回りは約270度で限界を迎える個体が多い。首の血管の走行パターンが原因とされ、若い個体ほど差が大きい。
ハリネズミのトゲは平均6500本で右半身の方が多い
ハリネズミの体表のトゲは平均約6500本あり、左右で本数が異なる傾向がある。右半身の方が左より平均で約30本多く、寝る時に右側を下にする習性と関係があるとされる。新生児は最初は柔らかい産毛から始まり、生後1ヶ月で全本数がそろう。
シカの角の伸長速度は満月の夜だけ約1.5倍に上がる
シカの角の成長速度は月齢と相関しており、満月の夜は通常の約1.5倍速く伸びる。月光がホルモン分泌に影響するとされる現象で、毎月の満月後に角の長さを測定すると変化を確認できる。新月の夜は逆に成長がほぼ止まる。
オウムは人語を声帯の振動で覚えている
オウムが人の言葉を真似る際、口の形ではなく声帯の振動を耳で捉えて学習している。そのため口元を隠して話してもオウムは正確に発音を覚えるが、ささやき声では振動が弱く再現が難しくなる。指導者が大きめの声を出すのはこのためである。
ラクダのコブには1リットル分の水分も含まれる
ラクダのコブの中身は脂肪が大半だが、その脂肪を分解する過程で生じる代謝水を含めると、コブ1つあたりおよそ1リットル分の水分供給に相当する。長距離の砂漠移動でラクダが水を飲まずに耐えられるのは、この内部生成水のおかげでもある。
アホウドリは伴侶を失うと2〜3年は単独で過ごす
アホウドリは生涯同じ相手と繁殖する種が多いが、伴侶を失った個体は再婚までに2〜3年の単独期間を取る傾向がある。この期間は採餌のみに専念し、繁殖地に戻らないことが多い。研究者の間では「再婚活動を始める年齢」が個体差研究の対象となっている。
コアラが食べるユーカリの2割は午前中に消費される
コアラは1日に約500gのユーカリの葉を食べるが、そのうち午前中に消費するのは全体の約2割にとどまる。残りの8割は午後から夜にかけて摂取される。長時間の睡眠を支える消化リズムに合わせた食生活であり、活動時間帯と食事時間帯がずれている。
ナマケモノの心拍数は1分間に20回まで下がる
ナマケモノの心拍数は安静時に1分間に約60回だが、深い休息状態では20回まで下がることがある。哺乳類で最も低い部類に入り、酸素消費量も同サイズの動物の3分の1以下にまで抑えられる。極度の省エネ体質が長寿(最大40年)を支えている。
ハチドリは飛行中も1分間に最大100回ほど瞬きをする
ハチドリは1秒間に約80回羽ばたきながらホバリングを続けるが、その最中も瞬きを欠かさず、1分間に最大100回ほど瞼を閉じる。瞬き1回あたりの時間は約0.1秒と極めて短いため、肉眼ではほとんど認識できない。乾燥対策と虫の混入防止を兼ねている。
ハイエナの鳴き声には約24種類のバリエーションがある
ハイエナの鳴き声は単純な笑い声ではなく、約24種類のバリエーションが確認されている。群れ内の順位や状況によって細かく使い分けられ、序列が下の個体ほど高音域を使う傾向がある。録音データを音声解析にかけると、その時の群れ内の力関係まで推測できる。
スカンクの分泌液は温水でしか落ちない
スカンクの分泌液には揮発性の油分が含まれており、衣服に付着した場合は冷水ではほとんど落とせず、温水で洗わないと匂いが残る。米国ではトマトジュースで中和する民間療法が知られているが、温水洗浄の方が実際には効果が高いとされる。
アルマジロの装甲は剥がれても数ヶ月で再生する
アルマジロの装甲は皮膚と一体化した骨質の鱗で構成されており、強い衝撃で部分的に剥がれることがある。剥がれた箇所は数ヶ月かけてゆっくりと再生し、模様もほぼ元通りに戻る。再生中の部位は触感が柔らかく、本人もその箇所を地面につけないように歩く。
クマは冬眠から覚める3日前から手足を動かし始める
冬眠中のクマは覚醒の3日ほど前から、手足を小刻みに動かす行動が観察されている。これは循環器系を本格活動に向けて慣らす準備動作とされ、巣穴の床に細かな引っかき傷が残るのはこのためである。本格的に目覚めるとふらつかずに歩き出せる。
カバの赤い汗は朝が最も濃く夕方には薄くなる
カバが分泌する赤い汗(粘液)の濃度には日内変動があり、朝の起床直後が最も濃く、夕方にかけて徐々に薄くなる傾向がある。原因物質である色素の合成リズムが体内時計に連動しているためで、観察時間帯によって体表の色味が違って見えることがある。
ハムスターの頬袋にはピーナッツが約20粒入る
ハムスターの頬袋は伸縮性が高く、最大で体重の半分近い食物を蓄えられる。具体的にはピーナッツなら左右合わせて約20粒、ヒマワリの種なら約100粒が入る。詰め込みすぎた個体は頭部が左右に膨らんで歩きにくくなるが、本人は気にせず巣に持ち帰る。
シマウマの縞の本数は東アフリカ産が西アフリカ産より約30本多い
シマウマの縞模様の本数には地域差があり、東アフリカ産は西アフリカ産より平均で約30本多い。気温と湿度の違いにより、虫除け効果を高めるために細かい縞が発達したと考えられている。同じ種でも産地によって模様の密度がはっきり異なる。
ゴリラの胸叩きは地中を伝わって最大3km先まで届く
ゴリラの胸叩き(ドラミング)は1秒間に約2回行われ、低音は空気だけでなく地面の振動として伝わるため、最大3km先まで届くことが森林の振動センサーで確認されている。仲間の位置確認や縄張り主張の手段として、空中音より地中音の方が遠距離通信に向いている。
カメレオンが色を変える最速時間は約1秒
カメレオンの体色変化は平均約8秒で完了するが、強い刺激や危険を感じた瞬間には最速で約1秒で色が切り替わる。逆に老齢個体や疲労時には20秒以上かかることもある。色変化の速度は健康状態を測る指標として、爬虫類の獣医診療で使われることがある。
シャチの群れは行動圏に約20の決まった休憩ポイントを持つ
シャチの群れは広大な海域を回遊するが、その中に約20か所の決まった休憩ポイントを持っており、季節ごとに巡回する。各ポイントの滞在時間や順序は数十年単位でほぼ変わらず、世代を超えて受け継がれている。海洋研究者はこの巡回パターンを地図化している。
イルカの超音波は人工ソナーを上回る精度を持つ
イルカは頭部の脂肪組織(メロン体)を使って超音波を集束させ、対象物の形状や材質を識別する。その精度は現代の人工ソナーを上回るとされ、数百メートル先の魚の種類まで区別できる。海軍の機雷探知システムはイルカの能力を参考に開発が進められている。
ザトウクジラの歌は1曲が平均15分で旋律が3回変わる
ザトウクジラの歌は1曲が平均15分の長さを持ち、繁殖シーズンの途中で旋律が3回ほど切り替わる。前半・中盤・終盤で異なるテーマが配置されており、聴衆である他のクジラはこの構造を予測しながら聴いている。同じ曲を覚えると個体識別の手がかりにもなる。
ウミガメは産卵後に砂を後ろ足で平均30回叩いて固める
ウミガメは産卵を終えた後、卵を埋めた砂の表面を後ろ足で平均30回ほど叩いて固める動作を行う。卵の温度変化を抑え、捕食者から見つかりにくくするための行動とされる。叩く回数は個体差があり、ベテランの母ガメほど少ない回数で効率的に仕上げる。
タコの足は本体が眠っている間、約30分ごとに位置を入れ替える
タコの8本の足はそれぞれ独自の神経節を持つが、本体が眠っている間、約30分ごとに足の位置を自動的に入れ替える動作が観察されている。圧迫を避けるための無意識の調整とされ、観察すると寝姿が常に少しずつ変化している。深い眠りでも足は静かに動き続ける。
ヘビは脱皮するたびに体長が約3%伸びる
ヘビは脱皮するたびに体長が約3%ずつ伸びる。新しい皮膚は古い皮膚より一回り大きく形成されており、これを生涯に渡って繰り返すことで成長する。若い個体は年に5〜6回脱皮するため成長が速いが、成体になると年2〜3回に減り、体長の伸びも緩やかになる。
カエルの舌は重力の影響を受けにくい構造である
カエルの舌は粘弾性の高い特殊な組織でできており、重力の影響をほとんど受けない。そのため舌を上向きに伸ばす場合と下向きに伸ばす場合で射出速度に差が出ない。木の枝にぶら下がった姿勢からでも、地面にいる時と同じ精度で獲物を捕らえることができる。
アリの行列は混雑時に自然と二列に並ぶ
アリの行列は1匹あたり約0.5cmの間隔を保つ性質があるが、餌の運搬量が増えて混雑すると、行列は自然と二列構成に変化する。往路と復路を分離することで衝突を避け、効率を高める仕組みである。3列以上にはほぼならず、群知能の研究対象となっている。
ライオンの鬣は1日に約0.5mm伸びる
ライオンのオスの鬣は1日あたり約0.5mmずつ伸び続け、年間では約18cmの伸長量に達する。実際にはこれと並行して抜け落ちが起きているため見かけ上の長さは大きく変わらないが、年に2回の換毛期には特に多くの毛が抜けて、毛質が一新される。
パンダの目周りの黒模様は右側が左より3%大きい
パンダの目周りの黒い模様は左右で大きさがわずかに異なり、平均すると右側の方が左側より約3%大きい。原因は不明だが、ほぼ全個体で同じ偏りが見られる。模様の大きさを正確に測ると、左右の比率から個体識別ができる可能性が研究されている。
カラスは午後3時頃が1日で最も活発な時間帯
カラスの活動量を1日通して計測すると、午後3時前後にピークが来る個体が多い。早朝は意外と動きが鈍く、本格的に動き出すのは正午過ぎから。夕方の集団ねぐら入り前のひと活動が、観察上最も賑やかな時間帯となる。日没とともに静かになる。
伝書鳩は飛行中、頭を秒速2回前後に揺らして遠近感を補正する
伝書鳩は飛行中、頭を1秒間に約2回のペースで前後に小さく揺らしている。これは両目の位置をずらして遠近感を強化する動作で、地上の風景の立体把握に役立つ。歩行時の首振りと同じメカニズムが、飛行時には縮小版で行われていると考えられる。
クラゲの傘は1秒に約2回開閉して泳ぐ
クラゲの傘の開閉は基本的に1秒に約2回のリズムで行われる。急いで移動する時は最大1秒3回まで上がるが、構造上5回以上は不可能とされる。開閉1回あたり約3cm前進する計算になり、見た目の優雅さに反して長距離移動の効率は意外と良い。
サメの歯は1本あたり10日で1mmずつ前に進む
サメの歯は何列にもわたって並んでおり、奥の歯が1日約0.1mmずつ前進している。10日で1mm、約3か月かけて1列分前進し、最前列の歯が摩耗すると押し出されるように抜け落ちる。常に新品の歯が前線に補充される、生物界でも特異な歯の交代システムである。
マグロは時速80kmで泳ぐ際に口を3cm開けたままにする
マグロは時速80km近い速度で泳ぐ際、口を約3cm開けたままにすることで前方から流入する海水をエラに通し、効率的に酸素を取り込んでいる。これがマグロが止まると窒息する理由でもあり、口を閉じてしまうと呼吸ができなくなる構造になっている。
ヒトデは1秒間に約3cmの速度で移動する
ヒトデの移動速度は意外に安定しており、1秒間に約3cmで進むのが標準とされる。腕の裏側にある無数の管足が小さな波のように順番に動くことで、滑らかに前進する。急いでも倍速程度が限界で、長距離移動には1日かかることもある。
ハチの巣の正六角形は群れの規模で大きさが変わる
ハチの巣の正六角形の一辺の長さは群れの個体数に応じてわずかに変動する。大規模な群れほど一辺がやや長く、結果として全体の貯蔵容量が増す。職蜂の体長と巣穴の関係が一定比率で保たれているためで、群れの大きさを巣穴のサイズから逆算することができる。
プレーリードッグの巣穴は地下8mまで掘られる
プレーリードッグの巣穴は深さ最大8mまで掘られ、内部は寝室、貯蔵室、トイレ、避難室、子育て室、食料保管庫など10以上の部屋に用途別に分かれている。換気のため複数の出入り口があり、コロニー全体の総延長は数百mに達することもある。
キリンの心臓には逆流防止弁が3段階備わっている
キリンの首が長いため血液を頭頂部まで上げる必要があるが、頭を下げた瞬間の急な血圧変化に対応するため、心臓と頸動脈には逆流防止弁が3段階で備わっている。これにより頭を下げて水を飲んでも脳内出血を起こさず、急に頭を上げてもめまいを起こさない。
フタコブラクダは長距離移動前に前のコブから先に小さくなる
フタコブラクダの2つのコブは脂肪を蓄える役割を担うが、長距離移動を始めると脂肪は前のコブから先に消費される。これは前後のバランスを移動の進行に合わせて取るためで、ベテランの隊商はコブの形を見ただけで残り航続距離を推定できると言われる。
カンガルーは前足の向きで次のジャンプの方向を制御する
カンガルーの跳躍は1回最大9m、高さ3mに達するが、軌道の方向は着地直前の前足の向きで決まる。前足を内に向ければ右、外に向ければ左へ次のジャンプが向かう。逃走時の蛇行パターンはこの繊細な操作で行われており、着地後に方向修正する余地はほぼない。
ウサギの耳の毛は冬毛が夏毛の2倍の密度になる
ウサギの耳の毛は季節に応じて換毛し、冬毛は夏毛の約2倍の密度に増える。寒さで耳から熱が逃げるのを防ぐためで、冬の耳は触ると明らかにふっくらしている。換毛のタイミングは気温よりも日照時間で決まるため、室内飼育でも自然のリズムで切り替わる。
ハダカデバネズミの個体識別はしっぽのシワの数で行う
ハダカデバネズミは見た目がほぼ同じで個体識別が難しいが、しっぽの先端に生まれつき刻まれた細かなシワの数で見分けることができる。個体ごとに7〜12本のシワがあり、その数と配置は一生変わらない。研究施設では新しい個体が来るたびに拡大鏡でシワを記録する。
蝶は飛び立つ前に羽を約20回小刻みに震わせる
蝶は飛び立つ前、羽を約20回ほど小刻みに震わせる準備動作を行う。羽の関節の油分を循環させて筋肉を温めるための動作で、特に低温時には30回以上に増える。震わせる回数が不十分なまま飛び立とうとすると、まっすぐ飛べずに地面に落下することがある。
クモの巣は最初の1本目の糸が引っかかるまで平均15分待つ
クモが巣を張る際、最初の1本目の糸は風に任せて空中に飛ばされ、何かに引っかかるのを待つ仕組みになっている。引っかかるまで平均で約15分、風が弱い日は1時間以上かかることもある。最初の糸の張られ方で巣全体の形がほぼ決まるため、開始位置選びは慎重に行われる。
ナマケモノが瞼を完全に閉じる時間は1日2時間程度
ナマケモノは1日15〜20時間眠るとされるが、その大半は瞼を半開きにしたままの状態である。完全に瞼を閉じている時間は意外にも1日合計2時間程度しかない。半開き状態でも視覚情報はほとんど処理されておらず、覚醒時との明確な区別は本人にもついていない。
トナカイの角は満月の夜に約0.3mm多く伸びる
トナカイの角は冬の間も少しずつ伸び続けるが、月齢との相関があり、満月の夜は通常より約0.3mm多く伸びるという観測データがある。月明かりがホルモン分泌に影響している可能性が指摘されているが、メカニズムは未解明である。新月の夜は伸びがほぼ止まる。
イノシシは突進中、嗅覚と振動を頼りに目を半分閉じている
イノシシは突進している間、視覚をほとんど使わず、嗅覚と地面からの振動で進路を判断している。風圧から目を守るため瞼を半分閉じており、突進中の視野は極端に狭い。逆に嗅覚は通常時の数倍鋭くなっており、目標を見失うことはほぼない。